2016.7.11
FIRE REPORT #137 松山市消防局 ー東消防署・西消防署・南消防署ー
技術とパワーで迅速に遂行!『引揚救助』東消防署
シグナルのカタログ『FIRE RESCUE EMS』74号の表紙を飾った東消防署救助隊の皆さん。管内の重要文化財に指定されている「道後温泉本館」や、勝山山頂にそびえる「松山城」を守ります。
東消防署からは「引揚救助」と「はしご登はん」に出場。連携訓練の「引揚救助」、基礎訓練の「はしご登はん」はいずれも消防活動には欠かせない訓練です。隊員一同、全国大会に向けて無駄を極限まで省いた動き、0.1秒を縮める連携を習得するべく日々の訓練にあたっています。
13歳のときに経験した阪神・淡路大震災をきっかけに救助隊員をめざしたという神田隊員。
「3年間の訓練の集大成として全国大会に臨みたいと思います」(引揚救助 出場予定 神田隊員)
5人1組の緊密な連携!『障害突破』西消防署
西消防署からは「障害突破」と「ロープブリッジ渡過」に出場。全国大会に向けて日夜激しい訓練に励んでいます。
西消防署の管轄内には石油コンビナート等特別防災区域や離島を有するなど特殊性に富んでおり、大型高所放水車や拠点機能形成車などの車両が配備されています。
特別編成『基本泳法』『水中結索』水上チーム
水上チームは各署所( 隔日勤務者)から希望者を募り指導者3名と隊員8名の計11名の特別編成で臨みます。本大会では「基本泳法」及び「水中結索」に出場するべく訓練に励んでいます。
「西消防署消防救急艇隊の隊員として、島しょ部の安全・安心を守っています。四国初開催の記念すべき大会を成功させるため、松山市消防局の代表として水上チーム一丸となり、日本一をめざします」(基本泳法 出場予定 緒方隊員)
その身ひとつで駆け登る!
『ロープ応用登はん』南消防署
南消防署からは「ロープ応用登はん」と「ほふく救出」に出場。日々の訓練を通じて連携を強化し、全国大会でお互いの能力を限界まで出せるよう取り組んでいます。
「全国大会という晴れ舞台でこれまでの成果をすべて発揮したいという思いもありますが、これまでの訓練で得たものを市民の皆さまの安全に少しでも役立てていければという思いの方が強いです」(ロープ応用登はん 出場予定 加地隊員)
【取材協力】
松山市消防局 所在地/愛媛県松山市本町6丁目6-1
SUMMER 2016/FIRE RESCUE EMS vol.74