2019.2.27
消防めしを通じて地域とつながる「消防士の台所 in真庭」
平成31年2月16日(土)17日(日)に、岡山県の真庭市消防本部主催のイベント「消防士の台所 in真庭」が開催されました。
真庭市消防本部の消防隊員が消防めしをふるまうイベントで、食を通じて来場者と交流をはかって地域とのつながりを深めながら、消防や防災に関心を持ってもらうことを目的としています。
イベントは真庭市内の飲食店で行われ、当日は消防隊員が料理から接客、お会計など多岐にわたって対応し、さまざまな場面で来場者とコミュニケーションをはかっていました。
来場者の皆さまとの「消防めし」に関する会話をきっかけに、消防の仕事や防災に関する新たな気づきを持ってもらえる話題の提供も心掛けておられ、「消防への理解を深めてもらえる有意義な時間になったのでは」と、主催した真庭市消防本部の担当者も好感触を得られたようです。
このような消防隊員による料理イベントは全国初の取り組みで、多くの注目を集め、県内外を問わず多くの方が来場されていました。
店外には長蛇の列ができ、整理券を配布しながら消防隊員が案内に駆けまわるほどの盛況ぶりです。
来場者からの評判は非常に高く、たくさんの方がイベントに満足されていました。
来場者の声
「消防士の優しさに感動しました。また行きたいです」
「消防の仕事が身近に感じられました」
「真庭のいい所をたくさん見つけることができました」
「行政と市民がお互いを身近に感じられて良かったです」
同消防本部の黒田茂樹消防司令補は、「今回のイベントが全国にも広がり、さまざまな地域で消防と市民の交流が深まるきっかけとなってほしい。そして真庭市発のモデルになるよう、これからも育てていきたい」と語っており、今後の取り組みからも目が離せません。
イベントでの収益は、平成30年7月豪雨岡山県災害の義援金として充てられました。
ふるまわれた消防めしメニュー
メニューはどれも個性的なネーミングで、選ぶ楽しさを演出!
イベント当日の様子
兵庫県や神奈川県から来られた来場者もおり、老若男女問わずみんなが笑顔で楽しんでいました。
消防めしの提供だけでなく、消防隊員との写真撮影や消防車体験、子どもが大喜びだった防火服を着られるなりきり消防士など、あらゆる消防体験イベントを通じて交流がはかられました。